
カナダの森林は、世界の森林面積の10%を占め、カナダ全体の針葉樹林帯の約60%がこのBC州内の太平洋沿岸に広がっていると言われています。カナダの針葉樹林帯は、北緯49〜60度、日本で言えば北海道より北に位置し、西は太平洋沿岸を南北に走るコースト山脈から東は内陸部やはり同じく南北に走るロッキー山脈に囲まれて地域に分布しています。これらの西カナダに分布する針葉樹林帯は、太平洋の暖かい暖流の影響で、温暖な気候に恵まれ、ダグラスファー(米松)、ヘムロック(米栂)、ウエスタンレッドシダー(米杉)、イエローシダー(米ヒバ)、スプルース(トウヒ)等のカナダの5木と呼ばれる代表的な樹種を始め、多種な樹種が混在した森林帯から、カナダの木材は製材され、日本を始め多くの国へ輸出されているのです。
このカナダの全針葉樹林は、なんと世界の森林面積の16%を占めると言われ、カナダから日本に輸出している針葉樹林の木材は、日本の面積の1.5倍もあるBC州の西海岸一体に広がる9,480万ヘクタールに及ぶ州全体の半分に及ぶ森林帯から産出されています。その半分以上の約2,600万ヘクタールが、未だ手が加えられていないそうで、世界でも最も自然の豊富な地域のひとつと言われています。森林が育つには1年で500ミリ以上の降水量が必要といわれ、この条件を満たす陸地は、地球上に1/3しかないそうです。

カナダ主要製材品の原木伐採しているバンクーバー島は、縦500km、幅150kmの大きさで、四国と九州の中間ぐらいの面積がある北米西海岸最大の島ですが、南からくる暖かい暖流の影響で多雨気候に属し、年間降水量3,800ミリにも及び樹木成長にはこれ以上ない理想的な環境と言えます。カナダの針葉樹林帯の約半分がこのBC州に属しており、BC州の国土の56%が森林で、カナダの木材輸出の38%がBC州からとなります。このバンクーバー島の豊かな自然環境が、バンクーバー島面積がBC州のわずか4%に過ぎないにも関わらず、BC州全体の1/3の木材を伐採している理由でもあります。
カナダ東部にも多くの森林帯が広がっているが、主に広葉樹林帯が広がり、ハードウッド木材としては、ハードメープル、ソフトメープル、バーチ、レッドオーク、ホワイトオーク、ホワイトアッシュ、ビーチ、チェリー、バスウッド、ウォルナット、ポプラ等、家具、フローリング、木工品として多くのハードウッド木材が日本でも利用されています。
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カナダの森林帯が、ほとんどが国有林なのですが、例え私有林でも、カナダの製材所は厳しい免許・規則に則り、原木伐採を行います。伐採する森林の殆どが原生林(計画伐採をしたことが無い森林)で、中には樹高80m、幹の直径が3mに及ぶ巨木、いわゆる「オールドグロース」と呼ばれる樹木も多く含まれています。伐採は、決められた地区ごとに一斉に伐採され、森林からヘリコプター、トレーラー等の輸送手段を用い、集積場に集められます。集積場に集められた原木は、樹種ごとに選別されますが、市場価値、用途、或いは木の性質(人工乾燥(KD)した時、乾燥材の特性が違う樹木)によって選別されていきます。現実的な原木選別では、先ず市場価値が高いとされる「カナダ5木」等から選別され、最後に残った原木が、森林全体の56%を占めると言われているトウヒ属、マツ属、モミ属の3つの樹種属からなる混在材、SPF材が残るのです。
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伐採・選別された原木は、夫々の製材所へ運搬されていきますが、BC州西海岸沿岸に広がるの森林帯では、伐採した原木は太平洋沿岸の湾岸まで輸送され、ブーム(防材)で囲んだ筏を組み、ボートで筏を曳航し、ロッキー山脈から太平洋に流れるBC州最大のフレーザー川を上り、川沿いに多く点在する製材所へと曳航・輸送されていき ます。選別された各樹種は、自社で製材されたり、原木のまま各樹種の専門的に製材をする他の製材所へ取引されていきます。
そして、こういった伐採・選別行程を経て、製材所へ運搬され、製材が始まります。近代製材技術は大きく進み、コンピューター管理により、生産ベルト上を流れてくる原木にレーザーをあて、コンピューターで3D画像を作成し、どうすれば最も効率良く各サイズの木材が製材できるかを解析、生産プログラムしていきます。勿論、各サイズの受注傾向、木材相場など、あらゆる条件が加味され、プログラムに従って以下の行程を経て皆様ももとへお届けしています。
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